明石土山病院
精神科/心療内科



674-0074
兵庫県明石市魚住町清水2744-30
TEL:078-942-1021
【強迫性障害とは?】

強迫性障害(強迫神経症)の症状としては、強迫観念と強迫症状があげられます。ほとんどの場合両者が認められますが、強迫観念のみ、あるいは強迫症状のみの方もおられます。 この障害はアメリカでは50人に1人の割合で認められると言われています。 おおよそ10年前までは、非常に治療困難な病気でしたが、現在では、薬物療法をはじめ治療法の進歩でかなり治る様になって来ました。

【強迫観念とは?】
(Obsessions)

嫌な思考、想い出、イメージ、衝動、または悲哀などが、何度も繰り返して感じられるもので、強い不安や嫌な思いを伴います。
(例)
■家族に暴力を振るってしまいそうに思う。
■不潔、感染を恐れる。
■正しく仕事をこなせたと分かっているのに、上手くやれたかどうか過度に心配する。
■些細なものでも無くしてしまうと怖がる。
■本はあいうえお順にそろえないと気が済まない。
■ある物の位置が曲がっていると気になる。
■身体の形や動きに対する過度の心配。
■頭の中で、音楽がなったり、単語、数字、あるいはイメージが頭の中で渦巻く様な体験。
などです。

【強迫症状とは?】
(Compulsions)

強迫観念から生ずる不安や嫌な思いを払拭する為に行う一種の儀式の様なものです。これは、非現実的なもので、通常何度も繰り返し見られます。患者さんは、この儀式を行っている時は 「なんでこんな事をしなければならないのか?」という疑問を持ちながら行っていますので、この儀式自体が大変苦痛なものとなるのですが、強迫観念からくる不安や嫌な思いは軽減されます。
(例)
■何度も手を洗う(何十回と洗う場合もある)
■何度も戸締まりを確かめる(1時間以上かかる時もある)
■お風呂やシャワーの時に入念に身体を洗う(1時間以上かかる時もある)
■ある物がしかるべき所にないと、きっちりとなおす。
■洗濯・掃除・食器洗いなどに相当な時間がかかる。
などです。

強迫性障害の治療
強迫性障害チェックリスト
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